誇り。

オーマイニュースあいぼんインタビューより。

「今まで、その12歳からデビューして…この20歳までの期間。
…っていうのは、私の中でいろんな経験ができて、すごい自分に誇りを持てる。そういう経験をしたので。
その経験を生かせられる仕事がしたいと思って、女優という道(中略)に進めたらいいなと思ってます。」(第5部)

「アイドルじゃなかったんですよ、アイドルに見えて。『モーニング娘。』は。」


(梨本氏「何だったんだろう?」)


「あくまで、『女性ボーカルグループ』。でした。」


(記者達「おーっ(っとどよめく)」(第6部)


あいぼんの中にも『娘。』であることの自負心は今も強く残ってるんだと思う。
謹慎中、解雇後、のあいぼんを支えたのはこの自負心だったのかもしれないと思う。


ボクは不覚にも娘。=女性ボーカルグループという返答を予想していませんでした。
学校のようなところ、家族みたいな存在。そんな答えが返ってくるのではないかと思っていたのです。そこに、私たちは『女性ボーカルグループ』なんだというあいぼんの答え。『でした!』と断言するその表情はとても誇らしげに見えます(私には)。


このインタビューはアイドルではない『娘。』の一員であるあいぼんが、アイドル(キャラクター)としての『加護ちゃん』を作り、そして今改めて「アイドルでない(=『加護ちゃん』でない)」自分を、どう見せればいいかわからないけれど、見せたい。と続いていくのですが…。


そのことを書こうと思っていた矢先に娘。の新曲プロモーションのインタビュー記事が出てきました。そこにはこう書いてあったのです。(タイムリーにもほどがあるw)
http://www.hotexpress.co.jp/interview/morning_080416/morning_article02.html#official

−−また、今作は紙資料に「復活!女性ボーカルグループ、モーニング娘。」とありますが。


光井愛佳:いつ“女性ボーカルグループ”じゃなくなったのか(笑)。


高橋愛:でもモーニング娘。の初期の頃、『LOVEマシーン』以前は、『サマーナイトタウン』とか『抱いてHOLD ON ME!』とか『Memory 青春の光』とか、女の子の切ない気持ちを歌った曲が多くて。そういう曲をみんなで歌うのは、今回の『リゾナント ブルー』が久々なのかもしれない。「復活!」ってなると「いつから・・・」みたいな感じはあるんですけど(笑)、そういう意味での「復活!」。中澤(裕子)さんにも「こういううたい文句でやってるんです」ってお伝えしました。

みっつぃ〜良く言ったw。


ほんと、苦笑しちゃったんですけど。復活!って言っちゃったら、『かつてはそうだったけれど今では違っちゃいました。』的に受け取れますモンね。ほんと重ね重ね「苦笑」するしかないって、最初はそんな感じだったんですけれど。


…いまはちょっと違う風に捉えてます。愛ちゃんの説明とは、多分、違うコトw。
自分自身がそうだったと言えばそうなんです。


『娘。』=『女性ボーカルグループ』


の等式を忘れて、いつか人間模様で表される「物語」とか、それこそ『アイドル』とか、娘。をそういう側面で受け止めていたように思います。そんなやつがいつの間にか増えてきた中で、この11年目の新年一発目に改めて『娘。』=『女性ボーカルグループ』を掲げること。それには間違いなく意味がある。


現メンの意識、現娘。ヲタの意識、そして現スタッフの意識。そこをリセットし再確認するための「復活!」宣言だと、いまはそう捉えてます。すごく前向きで、ある意味とても恐ろしい宣言ですけどね。でもボクは今、とても楽しみでしょうがないという気分になってます。


現メンがいつか卒業して娘。時代を振り返った時に『モーニング娘。は女性ボーカルグループでした。』と胸を張って言い切るコトが出来るように。そんな未来を作れるように。
兄ヤン♂や作り手側の方には当然こうやってハードルあげた訳ですから、それに見合った楽曲を作り提供してくれることを期待してますw。