エロ・コメ

美勇伝
今回、娘。ツアーには美勇伝がゲストとして帯同しているわけですが。
正直この美勇伝の存在をどう感じるのか、参戦前に想像していたその意義とか不安とかを以前にも話しましたが。(http://d.hatena.ne.jp/tenten-chama/20070919/p3)


実際見た感想としては、感じていた不安は杞憂でした。
意義についてはどういう風に転がるかわかりません。
ただ言えることは「これこそ美勇伝だゎ!」ですw。

以下、ちょっとネタバレと思われる箇所もありますので、回避の方は飛ばして下さい。




えっと、まず娘。との関係で行くと、「ゲスト」としての分を保った扱いをされていたと思います。直接絡む曲が2曲。コーナーとして美勇伝オンリーの時間が3曲、バックコーラス1曲です。バランスとしては良かったのではないでしょうか?


上に不安は杞憂って書きましたが、今は実際には美勇伝が出てくるとそれまでの熱狂に数%のとまどいが混入します。どうすんのよコレ?っていうか、空気が少し白くなるというかw。
正直、最近の娘。コンは熱いって感じてましたが(悪く言えばファンが煮詰まってきてる?)。娘。の出てる時の熱狂が凄い分だけ、美勇伝が出てくる時の会場の微妙な雰囲気がたまりませんね。今後この雰囲気をどう美勇伝が(娘。ヲタが)変えていくのか本当に楽しみでなりません。


何?それじゃ、美勇伝はダメだったんじゃないの?と思われる方もいらっしゃるでしょう。
でもそうじゃないんですよ。美勇伝、やっぱすごい!


今回、美勇伝は新曲を引っさげてこのツアーに挑んでいます。
そう『じゃじゃ馬パラダイス』ですね。
こちらでPVが視聴できますので、よかったら見てみて下さい。
http://www.gyao.jp/sityou/catedetail/contents_id/cnt0039708/
http://www.dohhhup.com/movie/PaKTghu5U29si94Hyv1HrqHEQTqqsrmb/view.php


この曲について兄ヤン♂がこんなこと言ってます。
http://www.tsunku.net/viyuden.htm

今作も、とってもユニークな作品となりました。
こういったタイトルでこういった歌詞のものをかっこよく歌えるのは、
今、芸能界でも美勇伝だけだろう。


昔からセクシーユニットが出てきて、何を勘違いしたのか、
ただのエロい格好で下品な歌詞で歌を歌う。


こんなのがヒットしたためしがないが、なぜか皆そういうのにチャレンジする。

そらそうだ、かっこよくないし、面白くないもの。


やっぱ、音楽なんだし、まず、サウンドがあって、
そして、リズムに乗った歌詞があって、
そして、それを余裕で使いこなしているメンバーが居て初めて成立するのです。

美勇伝もパッと見は『ただのエロい格好で下品な歌詞で歌を歌う。』ユニットに見えますけどねw。
でも。『こういったタイトルでこういった歌詞のものをかっこよく歌えるのは、今、芸能界でも美勇伝だけだろう。』についてはほぼ同意。かっこ良いかどうかはともかく、この曲を歌えるのは美勇伝しかいない!と思います。この曲も基本セクシー路線なんですけど、でもそれだけじゃないんですよね。
可笑しいんですよ、この曲。


まず歌詞がおかしいでしょ。例えば、あの、『太郎と花子 Yeah〜!』とかあるんですけどw。そういうのが段々ツボになってくるんですよ。「ワンツー チョップ!」とか。それとか、間奏でサンバっぽくなるとこの梨華ちゃんの笑顔とか表情もおかしい。そう!これ、この時の笑顔は凄いですよ。ライブ会場のどこにいても梨華ちゃんに吸い寄せられます。振りとかもおかしい。例のソロモン流つんく♂さんが自ら付けてた振りが実際に目の前で繰り広げられるわけですよ。これかぁ!って思いますモンね。それとか、サビでは馬にまたがって、投げ縄を頭の上でふりまわすような振付があるんですけど、これが大サビ?だと曲調がスローになって振付も全部スローになるところとか、ちゃま大好きでね。まぁ枚挙に暇がない面白さ。おかしさなんですよ。


可笑しいって凄いことだと思うんですよ。『おかしい』って、笑えるだけじゃなくて、狂気を感じる時やなんか違和感を感じる時にもおかしいって言うじゃないですか。
梨華ちゃんの真価って、「おかしい」って事だと思うんですよ。


普通なら変だろ、やらないだろと思うようなことでも常に全力投球で150%くらいに力を入れてやっちゃって、それが笑いに変わる。それが石川梨華だと思うんです。ただのイイ女で終わらない、笑いの女神な訳です。
それがこの曲を成立させてるし、梨華ちゃんに付いてきてるみーよと岡田ちゃんがまた、段々、段々と「おかしく」なってきてる。もう、これは褒め言葉ですよ。美勇伝は可笑しい!


そんな、美勇伝の可笑しさを表現するならば僕は『エロコメ』と名付けたい。
エロスティックコメディー。略してエロコメ


エロティックじゃないですよ、『エロスティック』。
そんな言葉ないですけどw。
梨華ちゃんは確かにナイスバディーだけれど、エロティックって言うよりエロスティックだと思うんですよ。存在的には。
美勇伝も曲はセクシーだし、エロな事やりますけど、やっぱエロスティックだと思うんですよね。
エロスティックだから面白いという。コメディーが成立してるという。


そんな、希代のユニット美勇伝が参加する娘。コンが面白くならないはずがないってことで。
今後のツアーの成熟具合に期待大なちゃまであります。
(まとまったんだか、まとまってないんだか。。。w)