つんく♂コメント

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つんく♂コメント 『泣いちゃうかも』


ビートの強い楽曲となりました。
伸びやかに歌いすぎると、かなり古臭く聞こえるので、
こういう曲にチャレンジするのって本当、当人たちの
楽曲への理解がすごく必要です。


あまりにも優しいのに、
でも、その人の心はもう外(ほかの誰か)を向いている。
そして、それに気付いてしまっている。


その部分を指摘すると、この恋自体が終了してしまうのではないか、
そんな気持ちがあるからこそ、このまま黙ってこの恋愛を
続けてしまおうか、


と葛藤している女心を歌った歌です。


マリコが自身に問いかける歌なのです。


では、なぜマリコなのか?


これは非常に難しい問題なのですが、
音の響きと、言葉から感じる印象です。


この楽曲のあの場所には、
みゆきでもルナでもりかこなど、色々はめてみましたが、
なぜかしっくりこなかったのです。


サチコとマリコで競り合いましたが、結果マリコに決定しました。


楽曲のギミックとしては、
サビに入る直前に半音転調するところです。
これがあると無いとで、この楽曲のスピード感が
かなり変わると思います。


田中 高橋が歌唱の中心であるのは確かですが、
新垣、亀井の歌もこの作品では多用しております。
特に、新垣、亀井はダンス含めて、リズム感と音感の
バランスが非常に向上しているので、楽曲作りの幅がかなり
広がってきています。


そして、今回はBメロに道重のソロがあります。
本人はこの一行がとてもスキらしく、この一行だけは誰にも譲れないと
めちゃくちゃ練習してました。


今回のレコーディングとツアーの中で感じたのですが、
光井が今僕の中でツボなので、この先、光井もグングン伸びてくるはずです。


久住も声質が大人になってきたので、
こういった楽曲も今後はどんどん歌っていけるはずです。


リンリン ジュンジュンにとってはかなり 早口な感じのする
日本語の曲なので、苦労したとは思いますが、
良いスキルアップに繋がったと思います。


とはいえ、高橋も田中もいつに無く気合が入っており、
その気合いが、このスピード感にそのまま繋がっていると思います。


ダンスのビートを感じるポイントも
いわゆる裏拍子って奴で、メンバーもダンスレッスンで
結構苦労していました。


なかなか合わないからです。


でも、レッスンをつんでいくうちにかなり
ニゾンが正確になってきていたので、
ライブで見ればかなり感動的だと思います。