HAPPY STYLE考③ 〜ターゲットとか〜

>① 〜バランスとか〜
>② 〜セトリの第一印象とか〜
の続き。既に1か月近く日が開いてますが(苦笑)


①ではセットリストを上げて、ハロー曲、アニメ曲、アイドル曲等の配曲バランスが存外に考えてあるぞということを指摘(ただそれはセットリストとして良いセットリストであることと同義ではない)。

②ではやっぱり『ハロありき』のイベントだという印象と、その中でアニヲタ的視点からアニソンは選曲のアイデアは悪くないけれど、もっとこだわりを持って選曲した方が良いのではと指摘(これはヲタ個々にこだわる点が違うと思うので、単純にちゃまこだわりの話ですけどw)



というところから、第三回として『ターゲット』について見てみようと思うのですが。。。
→ここでいうターゲットは『年齢層』です(だったらそう書けばいいのにねぇw)


ちゃま、このイベント(ハロー+アニメ&アイドル)をやる際に、どのくらいの年齢層に向けてイベを打っていくつもりなのか?ってことにすごく興味があったんですよ。
そこであらためて『001』のセットリストからハロー曲除く11曲を抜き出してみます。
(ハロー曲はこの10年以内であるということ、ハロヲタであればそれほど年代が関係ないであろうこと、ハロ兼アニソンはハロ曲として認識するだろうことからハロ全曲を外しました)

8 陽春のパッセージ/阿部麻美 [田中陽子アイドル天使ようこそようこ] a/A

9 ロコモーションドリーム/岩嶋雅奈未 [田村英里子アイドル伝説えり子] a/A

10 La La La 〜くちびるに願いをこめて〜/小倉唯 [大森玲子魔法のステージファンシーララ] a/A

12 HAPPY! SMILE! HELLO!/笹峰葵 [榎本温子ぱにょぱにょデ・ジ・キャラット] AA

13 魂のルフラン/能登有沙 [高橋洋子新世紀エヴァンゲリオン 劇場版] AA

14 Give a reason/能登有沙 [林原めぐみスレイヤーズNEXT] AA

15 涙、止まれ!/中山菜々 [中山忍] a

16 Fight!/須磨愛 [高橋由美子魔神英雄伝ワタル2 超激闘編] a/A

17 遥か君のもとへ 能登有沙 [関智一高橋直純宮田幸季遙かなる時空の中で-八葉抄-] AA

18 Believe/能登有沙 [玉置成実機動戦士ガンダムSEED] a/A

21 ハッピー☆マテリアル/能登有沙  [麻帆良学園中等部2-A、魔法先生ネギま!] AA


これを楽曲の発売日順に並べて、何年前の曲なのかをまとめたのが下表です。

15. 涙、止まれ!/中山菜々 a 1989/02/01 19
09. ロコモーション・ドリーム/岩嶋雅奈未 a/A 1989/03/15 19
08. 陽春のパッセージ/阿部麻美 a/A 1990/04/25 18
16. Fight!/須磨愛 a/A 1990/09/21 17
14. Give a reason能登有沙 AA 1996/04/24 12
13. 魂のルフラン能登有沙 AA 1997/02/21 11
10. La La La 〜くちびるに願いをこめて〜/小倉唯 a/A 1998/04/29 10
12. HAPPY! SMILE! HELLO!/笹峰葵(B:小倉唯 AA 2002/03/13 06
18. Believe/能登有沙 (B:笹峰葵小倉唯 a/A 2003/04/23 05
17. 遙か、君のもとへ…/能登有沙(B:笹峰葵小倉唯 AA 2004/12/22 03
21. ハッピー☆マテリアル能登有沙(B:笹峰葵小倉唯 AA 2005/02/02 03

(a→アイドル曲、a/A→アニメ兼アイドル曲、AA→アニメソング(声優曲含む))


まずSI☆NAの4人が歌ってる4曲(イ)、これは17〜19年くらい前の曲ですね。
どれもアイドル曲であるのが特徴ですが、ちゃまにはa/A曲はアニソンの印象の方が強いですw。


そしてのっちとHSRの小倉唯ちゃんが歌う3曲は10〜12年前の曲(ロ)、
のっちとHSRの笹峰葵ちゃんが歌う4曲は3〜6年前の曲(ハ)
と大きく3つのグループ(約6年毎?)が作れると思います。
また曲数も(イ)4曲(ロ)3曲(ハ)4曲とバランスよくチョイスされています。
曲順はバラしてはありますけど大きな傾向としては時代順に古い曲→新しい曲を歌ってる印象ですね。


「一番古い曲で1989年なんてセトリが新しすぎる!」なんて思ったのはナイショw。
これですでに19年前って事になるんですもんね。愕然としました。


さて上で『大きく3つのグループ(約6年毎?)』という仮説をちゃまは作ったのですが、これは一体何を意味しているのか?ということを考えてみます。
みなさんにとって、一番アニメを見た時期っていつ頃ですか?
ちゃまは幼稚園から大学生になるまでコンスタントに見続けていたのですがw、一般的には…小学生くらいまでということになるのではないかと思われます。中学生くらいになるともうアニメは子供の見るモノとアニ卒してしまう子も多かったように記憶しています。

ですので小学6年間を一つの単位として6年おきに選曲していけば、どこかの時代グループで自分の見ていたアニメにぶつかるのではないかという思惑から作られたセットリストなのではないか?と推測するのですが如何でしょう?


そしてこのちゃま仮説により、ハピスタ001の想定ターゲットを推定してみると、小学校卒業が12歳ですから、古い層(イ)で30歳前後、中間層(ロ)で22歳前後(大学生&新社会人)、新しい層(ハ)で〜18歳(中高生。SI☆NA&HSRと同年代)ってところになるでしょうか。ちゃまは34歳ですから、この想定ターゲットの更に上に行く訳です(苦笑)。

もちろんアニヲタ属性がある人はむしろ中高生、大学生でのめり込むのでは?という見方もありますよね(ちゃまもそういやそうだった…)。その視点で行けばもう少しターゲットを高めに推定した方が良いのかなとは思いますが、今日の所はこのまま行きます。…提言なんて偉そうなコトしちゃったりしてw。



〜ちゃまの提言〜
ヲタの数で言うとおそらくもっと上の年代の曲もチョイスしないと満足出来るセットリストにならないと思います。特に80年代前半の曲はアイドル全盛期ということもあり欠かせないと思います(それはアニソンでも言えることなんです)。…単純にちゃまが見たいって話だったりしますがw。


また一方で、(イ)4曲(ロ)3曲(ハ)4曲というバランスは一見良いように見えるこの曲比率ですがロが薄いことは一考に値すると思います。この層のターゲットは22歳前後、いわばハローが弱い層です(参考、http://d.hatena.ne.jp/tenten-chama/20080615/p6)。
一見すれば、ハローが弱い(=ヲタが少ない)この年代の曲を少なくチョイスするのは当然と思えますが、『ハロー+アニソン&アイドルソング』のハピスタはむしろこの年代の曲を厚めにチョイスするべきなのではないか?と思われるのです。そうすることでハロヲタ以外の層に訴求することができ、新規顧客の獲得に「効率」がよいのではと考えます。
なによりこの頃はスタチャが強かったり、声優ブームの「高まり」があった頃で、ボクが奥井雅美さんや椎名へきるのライブに行ってた時期で楽曲そのものにパワーがあると思うんです。
この時期の曲を薄くする理由はないと思います。

是非今後のハピスタではこの時期の曲を重点的に歌ってもらいたいですね。


また、将来的にアイドルソングを歌うのならば、先にも書いたように80年代前半のアイドルソングに加えて、5〜10年くらい以前の女性シンガー(…う〜ん、浜崎さんとかZONEとかあの辺ですかね)をやると『10代女子』への訴求ポイントになるかと思います。上にリンク貼った参考エントリを読んで頂ければわかりますが、ハローファンの中には『10代女子』という層が確実にあると思うのです。
SI☆NAはハローなの?ということを先日書きましたが、ハローにこだわらない存在としてハピスタが存在出来るなら、そこから新しい流れを作れるかも知れませんね。