100日目の今日に

ども、ちゃまです。
今日で3.11の地震から100日目だそうです。
地震によって被災された方、お亡くなりになられた方々に謹んでお見舞いとお悔やみを申し上げます。


この100日の間に何度か震災やそれに伴う原発事故、政局、選挙等について書きたいと思ったことがありました。が、このブログ(アイドル好き好きブログ)にそぐわないのではないか?とか、それこそ震災・事故直後は自分自身不確かな知識のない情報を載せて不安を煽るだけのことにならないか?とか考えて書けなかった。けれど今なら書けること、また書いて理解していただけることがあるのではと思い、一つの区切りとして簡単に振り返り書いてみたいと思います。(今日はアイドル話ないですよ〜。)


…と、思いきって震災関連について書こうと思ったのに、簡単に書けない、まとまらない。書いては消してを繰り返しております(苦笑)。書いてる途中のブログを見た人、内容がコロコロ変わってごめんなさい。



えっと、震災直後少々ノイローゼになりました。
地震津波原発
そのこと自体が非常にショッキングな出来事でした。マスメディアはそれぞれ意図を持って報道をしますので報道NGな情報もあります。しかし、いろんな情報が今はインターネットで流れており震災の全てとは言わないまでも、いいことも残酷なことも『現実』を知りたい、受け止めたいと思いさまざまな情報に触れました。


瓦礫の中に遺体を見つけ合掌する捜索隊の画像を見ました。遺体安置所に並んだ犠牲者の方々とその顔を覗き込み肉親を探す被災者の方の画像を見ました。津波が車を飲み込む瞬間の映像を見ました。東海村の臨界事故で被曝された方の治療画像を見ました。精神的にかなりくるものもありましたが、やはり見ておくべきものだと今でも思ってます。…二度はなかなか見られませんが。
2chおおかみでは「福島第一原発爆発で日本終了のお知らせ レベル…」というスレが立ち、ものすごい勢いで消費されていきました。最初は安全厨と危険厨と呼ばれる安全派危険派の論争でしたが、そのうち安全厨は消えていきました。


実際の放射能測定値をまとめたサイトを探し出し、毎日気にかけチェックしました。
http://housyasen.uh-oh.jp/(各地の放射線量)
http://atmc.jp/(各地の放射線量2)
http://atmc.jp/water/(各地の水の放射線量)
今でも福島の値は高いです…。


原発について、安心だ、大丈夫だ、と言わない人の意見も聞きたいと思い読みました。原発で起こっている事象について説明してくれるサイトをさがしました。
http://takedanet.com/原発推進派だったが、原発事故には危険を訴えてた武田先生)
http://www.shippai.org/shippai/html/index.php?name=news559(失敗学会。東電発表のずっと前に燃料ペレットの崩落。メルトダウン?について語られてます。)


そうやって、いろんな情報を知って、ネットでは危険も語られているのに、マスメディアでは「直ちに影響はない」とか、「レントゲン何枚分」とかそんな説明ばかり。ネットとマスメディアとのギャップに、この国の報道は真実を伝えない!?と感じていた、そんな精神がちょっと病んでた時期に。。。


NHKの水野さんが原発事故についてキャスターから安全性を問われて「はっきり言って非常に危険です」と言い切ったとき(3月27日)、それまで感じていたストレスが軽くなって、放射能のコトも気にすることをやめました。事実、この頃から少しずつ報道が変わっていったような気がします。


また、同じ頃世論調査原発の今後について「安全性を高めて今後も継続していく」と言う意見が半数以上を占めてたことにも軽く絶望を感じたのですが、モーニング娘。の『友』という曲の一節に「分かり合えるはず、ずっと仲間だし、最初から全部上手く行かなくたって…」っていうのがあって、今はまだダメだけど、いつかみんなが原発廃止の方向に考えてくれればいいなと思えて原発世論についても悩むのを止めたのでした。


その後の統一地方選都知事選でちゃまは候補者が原発の是非についてどう考えているかを判断基準に投票したのですが、ちゃまが入れた候補の方は全員落選しちゃったので、またちょっと凹みました(苦笑)。今は原発事故の長期化や、やっとマスメディアでも事故の危険性についての報道が進んできて、原発の今後については段階的な廃止、自然エネルギーへの積極的取り組みを進めると言う意見が増えてきてるように感じます。残念ながら青森知事選のように、今はまだ原発推進派の方が当選してますが、今後の選挙ではまた違った結果が出てくるといいなと思っております。


ちゃま、地震が起きて、津波が襲ってきて、原発が壊れてしまった地震直後に思ったことがあるんです。


それは、地震は『天災』、津波も『天災』、だからどんなに被害が大きくても、いつかあきらめがつく、いつか立ち直ることができる。
でも原発は『人災』である。
原子力発電所という人が作り出したモノが起こした災害。
『人』が生み出した『文明』による災害だから、だれかが間違いを起こしたとか、誰かが悪いとか責任がとか犯人探しをしちゃいけない、それは復旧復興を妨げることにしかならないって思ったんです。


いや、東電や政府のこれまでの安全対策の不備による『人災』だろ?
という人もいると思います。確かに東電や政府に責任がないとは言いません。でも東電や政府へ『人災』を唱える人は、正しい措置さえ取っていれば事故は防げたという考えがあるから、誰かが悪いと言うのです。でも僕はどんな措置を取ってたとしても、その想定を超える自然災害が起こりうると思うのです。というか、今回の震災でそれを悟らさせられた。


それでも、事前に改善要求があった福島原発に対する改善処置がなかったこととか、やっぱり東電や政府に問題あっただろって思うかもしれません。これは前にも言ったんですけど検証は後でもできるから今は悪者探しをしないで、被災地の方にどうすれば一刻も早く平穏な日常を取り戻してあげられるかを考えて欲しいと思ってます。


これ、昨日の記事ですけど
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/index_main.cgi?mode=kiji_zoom&cd=nws6700
『がれき撤去率、本格化2カ月で47% 満杯状態の仮置場も』


大船渡市の瓦礫の撤去率が47%だって記事なんですけど。
今日みのもんたのラジオを聴いてたら、みのさんが被災地に行ったらしくて、大船渡かどうかは分からないですけど、そこで被災者の人に「これが首都東京だったら、瓦礫の撤去がまだこの程度なんてことあるのかね!?」というようなことを言われたという話をしていて、要はそれくらい被災地の人の中に、不信と不満が溜まっているということなんですね。
なんとかしないといけないし、そのために政治家の人も争ってばかりじゃなくて協力しあって欲しいですね。


市民レベルでは、募金などはできてもなかなか瓦礫撤去のお手伝いに行くというわけにはいきません。が、実はちゃま来月ボランティアに行かせていただくことになりました。仕事仲間が仙台出身で、地域でボランティア会を結成したのですが。7月に東北へボランティアに行く計画があり、そのボランティアに参加させてもらうことになったんです。


正直何ができるかわかりませんし、どこに行くかもまだ決まってないそうですし、わからないづくしなんですが、被災地へ行ってくる、行ってきた時にはまたブログのほうで報告したいと思っています。


…なんか、書きたいことがまとまったんだかまとまってないんだか分かんなくなっちゃいましたが、100日目にこの震災について振り返ってみました。
ではでゎ。